立ちはだかる壁


みなさん、こんにちは。毎日メディテーションしていますか? 

「なんとなくできているか、できていないか、まだよくわからない。」って方もいらっしゃるかもしれませんが、今日はそんなお話です。 


マインドフルネス・メディテーションの方法は、とても簡単な3ステップです。 

1)良い姿勢で坐る 

2)呼吸に意識を置く

3)思考に気がついたら「考えた!」とその思考にラベルを貼って、呼吸に戻る。 

シンプルなステップだから、だれにでもできるトレーニングですが、最初はなかなか難しいような気がしてしまいます。 


前回、「15分って長くないですか?」で、 「なぜ最初のうちは5分間じっと坐っていられないのか?」という問いかけをしました。 その原因を考えてみてくれた方いらっしゃいますか? 


いったいなぜなのでしょうか?一緒にみていきましょう。 

マインドフルネスメディテーションは、良い姿勢で坐って、身体をピタッと止めます。その瞬間、あれ? いつも見えていなかった自分の思考に初めて気がつくのです。 

実はこの思考、今、急に出てきたのではなく、昔からずっと頭の中で泡のように浮かんでは消えていたものです。 思考は次から次へと浮かび、いつのまにか、メディテーションしているはずのあなたは、自分の思考の世界にお出かけしています。 


皆さんも一度は経験あるかもしれませんが、休日、家のリビングに坐って家族と団らんしているのに、頭は仕事のことばかり考えてしまっている。身体は家にいるのに、頭だけが会社に行って仕事を始め、身体と心がバラバラの場所にあるというような感じです。 


実は、マインドフルネス・メディテーションのように「思考を手放すトレーニング」をしない限り、私たちは浮かぶ思考をそのままにしておく事がなかなか出来ないのです。

そして、すぐにそれに興味を惹かれて見に行ってしまう。しかもあまりにも思考がリアルすぎて、現実世界にいるのか、思考の世界にいるのかもわからなくなってしまうのです。

結果的に頭の中の世界をぐるぐるして、目の前のリアルな世界をまったく見ていない。それはまるで、VRのメガネをかけて世の中を生きてるよう。


「少しは落ち着けるかな」と思ってマインドフルネス・メディテーション始めたのに、身体を止めて坐ることで沢山の思考に気がついてしまい、逆に落ち着かなくなってしまったのです。 


でも心配しないでください。思考に気がついたのは、メディテーションの方向性が間違っていない証拠でもあります。 マインドフルネス・メディテーションで落ち着けば、当然、思考に気づきます。それに気づいたら思考に巻き込まれるのではなく手放して、呼吸に戻ること。これを繰り返し繰り返しトレーニングしてください。 


マインドフルネス・メディテーションは、白昼夢から目覚め、今にいるためのトレーニングなのです。 いつ、どこで、何をしているかをしっかりと把握できるようになるテクニックです。


言い換えれば、心と身体を一致させるトレーニングであり、夢のようなフワフワした思考の世界へすぐに旅してしまう私たちを、しっかりと地に足の着いた状態で現実世界に戻してくれるテクニックなのです。 


でも、なんで今にいた方がいいのでしょうか。今っていったいどこなんでしょうか。 

その話はまた次回に致しましょう。 

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