さて、いよいよ「チェアメディテーション」の実践です。
用意するものは、条件を満たした椅子とスマホのタイマーアプリ。
(今はメディテーション用のアプリもたくさん出ていますので、自分に合ったものを探してみてください。)
「マインドフルネス・メディテーション」のトレーニングは、とてもシンプルな3ステップです。
1)良い姿勢で坐る
2)呼吸に意識を置く
3)何か考えてもそれを追わず呼吸に戻る
そして、特に注意したいチェアメディテーションでのポイントは、
足の裏をしっかりと地面につけること。
背筋を伸ばし、肩をリラックスさせ、手のひらは、下向きに腿の上に置く。
顎を軽く引き、奥歯の噛みしめを緩める。
目は優しく開けたまま、伏し目(半眼)にし、床の1.8~2m先を柔らかく眺める。
以上がステップ1、良い姿勢で坐ることです。
そしてステップ2、呼吸に意識を置くこと。
自分が普段、無意識に行っている自然な呼吸に意識を置きます。
最後ステップ3、何か考えてもそれを追わず呼吸に戻ること。
坐っている間に、呼吸から意識が離れ、何かを考えている事に気づいたら「考えた」と心の中でつぶやいてみてください。「考えた」という言葉を合図に再び意識を呼吸に戻します。浮かんだ感情や考えは、抑え込むでも追いかけるでもなく「評価判断せずに」そのままにして手放します。
このトレーニングは、苦行ではありませんので、良い姿勢を必要以上にキープしようとしたり、逆に良い姿勢を崩して坐らないように。「緩すぎず、きつすぎず」というキーワードがトレーニングの助けになると思います。
今回は簡単に、チェアメディテーションの方法をお話しましたが、
他にもチェアメディテーションにはさまざまな注意点がありますので、
詳しい坐り方を学んでみたい方は、ぜひ一度WSに参加してみてください。
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