良くなろうとすること

メディテーションを始めるきっかけは、みなさん様々だと思いますが、最初のうちは総じて、メディテーションすることで自分や自分の状況を良くしようと考えてしまう傾向にあるようです。


「良くなろう」とすることは決して悪いことではありませんが、この考え方には少々リスクがあります。

それは理想の自分を追い求め、それが達成できないとなったときに、できない自分を責めてしまう可能性があるからです。

そんなとき私達は、どんどんネガティブに自分を捉えはじめ、「良くなろう」とすることと反対方向へ進んでしまうこともあるかもしれません。


さてここで、少し立ち止まって考えてみましょう。


私達はなぜ「自分を良くしたい」と思ってしまうのでしょうか。


そこには「自分には何か足りない部分がある」と考えたり、「他人と比べて、もっと良くしないといけない」「もっと良くなりたい」という思いがあるかもしれません。

しかしそれはある意味で「自分への信頼感や自信の無さの裏返し」とも言えると思います。


ではそもそも、なぜ自分に信頼感や自信がないのでしょうか。


その最大の理由は、「自分のことをあまりよく知らない」ということ。

自分のことをあまり良く知らないのに、もっと良くなりたいと思うのは、とても不思議な話です。


メディテーションは本来、自分のスキルをアップしてくれるものではなく、ありのままの自分を見るものです。

未来の自分を高めようとしたり、過去の駄目な部分をさがしだそうとするのではなく、まずは自分を素直に見ることで、自分をよく知り、自分と「友達」になってみてください。

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